テスラの自動運転AIの現状

テスラは2024年10月現在、完全自動運転用のAIを開発中で、データ収集の終盤に入っています。

AIといえば、学習用のデータが重要ですが、テスラの場合はModel 3、S、X、Y、Cybertruckを購入したユーザーのうち、自動運転用のAIが上手に運転できなかった場面での運転状況を学習し、格段に運転精度が飛躍中です。

詳しくはブログではなくYouTubeのテスラ動画を参照していただければと思います。

テスラは自動運転開発において世界トップといっても過言ではなく、ルールベース(人が書いたルールに沿って動く)ではなく完全に自己学習に近いレベルで精度を高めています。

もはや物や人の認識において人間がほとんど介入しなくてもよいレベルまで進化しており、人間よりも安全な運転が可能になる時代が近いかもしれません。

他社現状との所感

中国Xpeng社や日本Turing社も同様にAIでの自動運転を実現させようとしていますが、おそらくデータの収集が難しいのではないかと考えています。

AIが進化するためには良質なデータが欠かせず、テスラは世界中で莫大な台数の自動車を納車、運転してもらっている状態で、まさに自動運転のためのレールを着実に進んできたトッププレイヤーです。

EV(電気自動車)の分野でトップの座に居座り続けることは難しいかもしれません。

しかし、自動運転という新しい武器を手に成長エンジンを増やしている現状、テスラは自動車界のトップであり続けるでしょう。

自動運転はなぜ人間より安全なのか

自動運転が人間より安全なのは、ヒューマンエラーによる事故を起こさないからです。

ちょっと運転への意識が薄れてしまった、不注意でよそ見をしてしまった、気づかなかった、あおり運転といった人間が起こしうるミスを起こさないからです。

これは24時間どんな時も絶対で、人間なら疲れていると集中力も落ちますが、機械ならそんなことはありません。

つまり、働き続けられる運転手がいるということで、絶対に人間より安全です。

これを利用してテスラは現在自動運転タクシーを事業展開しようと考えています。

テスラの今後

また、自動運転開発で培ったAI学習の知見を活かして、今度はロボットを開発しています。人間の労働を少なくし、より社会を充実させようと奮闘中です。

このロボット開発には競合他社としてFigure AI社がありますが、テスラは現在この分野ではトッププレイヤーではありません。

また、エネルギー貯蓄事業も進めており、世界中で深刻化している電力不足問題を解決しようと日々奮闘しています。