はじめに
ChatGPTはものすごく便利らしい。ただ自分が使ってみるとは使いづらいし思っていた情報は得られない。何が便利なんだろう。
実際にChatGPTを利用してこのように考える人が多いかと思います。
そもそもChatGPTとは何なのかを理解することが必要であり、ChatGPTを上手に活用するためにはいくつかのコツがあることを知ると、頼もしい相棒として利用することができるようになります。
この記事ではChatGPTを活用して自分が欲しい情報を手に入れるためのコツを紹介します。
ChatGPTの性質を理解する
ChatGPTはAIチャットボット
そもそも、ChatGPTはAIチャットボットです。チャットボットとは与えられた情報に対して答えを出すだけのプログラムであり、何か気の利いたことを話すものではありません。
AIとしてさまざまなことを学習したおかげで、多少複雑な情報を処理することができるようになりましたが、基本は気の利かない無機質なやつです。
そのため、チャットボットとしての側面を強く意識する必要があり、自分が欲しい情報はできるだけ分かりやすく解説して指示する必要があります。
では、どんなことを意識するべきなのかを次章で解説します。
ChatGPTを上手に活用するために意識すべきこと
- 何をしてもらいたいのか(役割)
- してもらいたい具体的な内容(指示)
- してもらいたくない具体的な内容(例外)
- 参考になる情報(質問の意図や参照)
- 回答の長さ(字数制限)※必要に応じて設定します
これらを意識することでAIとしてのチャットボットは回答をしやすくなります。
例えば、「自分は今○○のことで悩んでいる。解決したいけど不安が止まらない。どうしたらいいのだろう?」という場合には、以下のように全ての情報を整理してから入力する必要があります。
上の例でいえば、
- ChatGPTには良き相談相手になってほしい。解決というよりもコーチングをお願いしたい。
- 認知行動療法に基づいて質問を一つずつ聞いてほしい。まずは悩みの内容を聞くところから始めてほしい。
- アドバイスをすることはやめてほしい。自分で解決策を導き出したい。
- 認知行動療法とはこういうもの。(参考になるサイトがあればURLを提示する)
- 一つの質問は100字以内で。子供でも分かる簡単な言葉で質問してもらいたい。
- すべての質問が完了して、悩みが解消したか確認してほしい。解消できていたら褒めてほしい。
というように整理します。
今回の不安が消えずに困っているというお悩みの場合は、ここまで整理できたのなら必要ないように思いますが、根本の指示としてはこのレベルまで落とし込む必要があります。
具体例
以下の内容は実際にChatGPTとやりとりをした画面になります。
先ほどのお悩み相談をしてみました。
ただし、この量を対話するには課金する必要があるので気を付けてください。
